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元気な声が聞けた

2011/03/15 00:09
東北地方太平洋沖地震が発生してから、心が張り裂けそうな思いをずっと抱えている。
報道を見続けていると、生理的欲求を忘れてしまいそうになる。
お腹が空かない、喉が乾かない、おトイレが遠い… 等々。

さっき、電気が復旧したと、弾んだ声で
仙台の宮城野区で被災した友人から携帯に連絡があった。
お隣の部屋のご家族と、食糧と水を分け合って過ごしているそうだ。
被災した翌朝「チョコラBB(サプリメント)しか食べるものがない!!」と言っていたことが気がかりだった。
救援物資輸送が遅々として進まない状況を見ているのが辛い。
かといって、宅急便で食料を送ることなどできるわけもない状況。たまらなく辛い。
だから前進した復旧が、本当に嬉しかったんだ!!


2011_03_15_1.jpg


遡ること3月11日。
その日、私は仙台の友人に電話をかけたんだ。
ぺちゃくちゃと話し始めて3分程経った頃だったろうか。
突然彼女が、

「揺れてる!!」
「ヤバい、ヤバい、ヤバい!!」
「まだ揺れてる!!ヤバい、ヤバい!!」と緊迫したヤバいを何度も繰り返す。

背後では、パリンパリンとガラスが割れて、上から降って来るような音が絶え間なく聞こえる。
只事ではないと、真っ青になってしまった私は、
「大丈夫?!落ち着いて!!スリッパ履いて!!足に怪我しないように!!」とおよそ無意味なことを大声で叫んでいた。
1~2分、そんなやり取りをしていたと思う。その後電話は、突然断線した。

手足が震えた。身体が震えた。
何度か電話をかけ直したけど、つながるわけなんてなかった。
咄嗟にテーブルの上にあった携帯電話を掴んで、彼女の旦那さんにコール。
信じられないのだが、奇跡的に携帯がつながった。
「めががんだよ!!」と叫ぶ。
彼女の旦那さんもパニックになっていて「事務所が、めちゃめちゃなんだよ。」と何度も繰り返す。
私の言っていることは、耳には入らない。普段は冷静な彼女の旦那さんが、完全パニック状態に陥っていた。
「彼女と電話をしていたら地震が発生したの!!とにかく早くウチに帰ってあげて!!」と大きな声で叫んだ。
そうして「ウチのは、無事なのね??」と、ようやく聞いてくれて、話が通ったんだ。
状況を説明したあと携帯を切ると、大きな規模の地震だとわかってしまって
部屋の中をぐるぐる歩き回りながら「どうしよう!!どうしよう!!」と
今度は私が完全パニック状態になってしまった。

そうこうしているうちに、今度は、こちらで揺れが始まった。

彼女の悲鳴と背後のガラスが割れる音を聞いていただけに
恐怖が何倍にも膨れ上がってしまった。
傍にいたムクちゃんを咄嗟に抱きしめて、テーブルの下にもぐったけど
他の子達も抱えて...なんていう余裕はみじんもなくて
「みんなこっちに来て!!」と猫達を呼び寄せることしかできなかった。
今までの人生の中で、初めて感じる恐ろしく長い揺れだった。

そこからはもう、どう時間を過ごしていたのか、よく思い出せない。

耳に残る彼女の悲鳴は、私の心を大きく揺さぶっていたし
地震発生当初、報道自体も混乱していたような状況だったから、仙台の詳しい被害状況が掴めなかった。
彼女の安否がわからなくて、何も手に付かない。
心の拠り所である夫は、帰宅困難者になってしまっていた。
不安定になっていたのは、私だけじゃなく猫達も一緒だった。
不安を解消しようとして傍に寄ってくる子を抱っこしては
「大丈夫、大丈夫だから」と、背中を撫でながら言っていたけど
本当は、自分自身に言い聞かせていたのだと思う。

朝まで眠ることもできず、171ダイヤルにメッセージ録音したくても
被災地優先であるがゆえに叶わず。。。。
結局、つながらない携帯電話にコールを繰り返すことばかりしていた。

朝を迎えても、報道から仙台の情報を得ることは厳しかった。
時間を見計らっては、171と携帯へコールを繰り返す。
つながらない事実を重ねるごとに、心が張り裂けそうだった。
そうこうしていたら、突然、携帯が鳴ってもいないのに留守番電話ありのマークが表示された。
慌てて再生をすると、無言の留守録が何十秒か続く。
こんなときにイタズラは止めて欲しいと思いつつも、何故だか聞き続けてしまったんだ。
すると、遠くからかすかに声が聞こえてきた。
電波が悪いせいなのか、何を話しているのかは、まったくわからないけど
男女二人の声がすることだけはわかった。
もしかして彼女と旦那さん?!と感じたけど確信がなくて…。
留守録を聞き続けていると、
どうやら私の携帯の留守番電話につながったことに気が付いていなくて、
二人で会話をしている様子が、録音されちゃってるってわかったんだ。
その様子を聞いていて、友人夫妻に間違いないのではと感じた。
再度、再生して聞いてみると、友人夫妻だ!!と確信した。
そうして留守録を聞き終わった数分後に、私の携帯が鳴り響いた。
ディスプレイには、友人の名前が表示。。。

「生きてるよ!!」の第一声に、号泣してしまった。

お互いにしばらく号泣していた。
実はこの時、まだ殆んどの携帯電話がつながらない状態だったにも関わらず
奇跡的につながった電話だったんだ。通じた電話。通じた思い。再び繋がった私達。


2011_03_15_2.jpg
震災以降、こうやって外を見ている時間が多くなったルーくんです。


どうか、被災された方と、大事な方とが、私達のように、再び繋がりますように。
切に、切に願ってやまないめががんです。
そして。的確で迅速で落ち着いた対応の救済措置と活動を政府に願っています。

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今仕事が終わってブログを二日分拝読させていただきました。
偶然にも地震の瞬間、お電話で話をなさっていたご様子、ことの大きさがよくわかりました。
私も福岡の地震の時、はじめはなぜ揺れているんだろう????????って地震だということすらきがつかないほど驚いていました。
地震後の恐怖とパニックは今でもはっきりと憶えています。
怖さは後からやってくるんですよね。
めががんさんがどれほど恐ろしかったかわかるような気がします。
そして、こんな状態なのに日常は背中を押してくる。
ネコさんを残して仕事に行かないといけないジレンマ。
とにかく余震だけはおさまってほしいですよね。
ルー君は外を見てあの揺れがもうやって来ないように見張っていてくれているのでしょうね。

皆で恐い思いをしましたね。被害はどんどん拡大してゆくし、被災地にはまだ家族の安否を確認が出来ない人達が沢山いる。本当に心が痛みます。少しでも早くいつもの生活に戻る事が出来るよう祈るばかりです。自分が出来る事は協力したいです。
今朝は余震で早くに目が覚めました。今日も通勤の電車は間引き運転のようです。計画停電はあるのだろうか・・・。少し早く家を出てみよう。自分なりに頑張ろう。
ルー君の背中に大丈夫だよって声をかけたくなる。優しい後ろ姿にちょっとだけ元気をもらいました。

ご友人もご家族も皆無事でよかったですね
めががんさんもさぞ怖かった事でしょう
通話中にそんなことになってしまったら
パニックになりますよね
今回の地震で大勢の人が亡くなり、被災し
いろんな方がいろいろと手を尽くしているのだと
思いますがTVで見ている限りでは遅々として
復旧が進んでいないかのように見えます
少しでも早く日常が戻るよう、笑顔が戻るよう
祈っています

めががんさんも、大変な思いをされたんですね!!
爽也さんやflowerさんが心配でブログの様子を見た時に、まっさきにめががんさんの安否確認のコメントが入っていたので、ご無事だったことがすぐわかりました!
ご友人も猫ちゃん達もみんなご無事で本当に良かったです!!

いまだ多くの方の安否がわからないし、原発の不安や強い余震の可能性など、心配なことだらけで、本当に辛いです。

このまま、沈静化して、一日も早く復興が進んで、もとの生活に戻れるよう願うばかりです

辛く大変な思いをされたんですね。
ちょうど電話でお話してたなんて、リアルに地震の恐さが伝わってきたんですね。
そんな中ご無事が分かって良かった~!
繋がったのは凄いですね!

電話で伝わってくる地震の恐怖…
離れていてもその恐怖を共有してしまった
本当に今回は離れていても、驚愕や恐怖を通り越して
身も心も放心してしまうような、そんな事態です
めががんさん、お友達のご無事、本当に良かったですね
これからもまだ大変かと思いますが、
政府もマスコミもただ恐怖を煽るようなことだけはして欲しくないです
恐怖で傷ついた心を癒す方向にも力を入れて欲しいと思うのです。

私も仙台在住のお友達と未だ連絡が取れないのですが
きっと大丈夫と信じてメールを送信する日々なのです

そんなことがあったなんて、お友達とめががんさんの体験を追体験するような
変な感覚です。
おそらくその時の恐怖を、共有したからなのかな。とも感じています。

でもお友達無事でよかったですね。私の友人もご両親が新地町にいらして
とても心配だったのですが、何とか無事に逃れたと聞き安心しました。

自分にふりかかる災難ってこんなに突然来るとは。
TVも連日の報道。気が休まる時間は猫との対話のひとときですね。

どうかお身体を大事になさって。

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